PRACTICAL GUIDE

染色されることがある天然石と見分ける手掛かり

染色は色を改善・変更する処理で、多孔質な石、微細な空隙や亀裂を持つ石、淡色素材に行われます。染色品を避けるかどうかは購入者の選択ですが、販売時に処理が適切に開示されていることが重要です。

判断のポイント

  • 多孔質・微結晶質で染料が入りやすい
  • 天然には少ない鮮やかで均一な色として流通する
  • 亀裂、穴、表面近くに色が集中して見えることがある

該当する主な石

同じ石名でも、亀裂、処理、接着、セッティング、産地や標本状態により性質は変わります。個別ページの注意事項も確認してください。

家庭で見られる手掛かり

拡大して、穴の周囲、亀裂、粒の境界、裏面に色が集中していないかを観察します。ただし自然な色帯や内包物でも似た見え方があり、観察だけで確定はできません。

薬品で色落ちを試さない

アルコールやアセトンでこする試験は、染料だけでなく樹脂、ワックス、接着剤、表面光沢を損なう可能性があります。高額品や判断が必要な品は鑑別機関へ依頼します。

よくある質問

鮮やかな色なら染色ですか?
鮮やかさだけでは判断できません。天然発色でも強い色はあり、逆に自然に見える染色もあります。処理開示と専門検査を確認してください。
染色石は価値がありませんか?
装飾素材としての価値はあります。天然色と誤認させず、染色処理と価格が適切に開示されていることが重要です。

参考資料