クォンタムクアトロシリカの写真

くぉんたむくあとろしりか

クォンタムクアトロシリカ

Quantum Quattro Silica

  • 色の印象ブルー,グリーン,ブラウン

珪孔雀石・翠銅鉱など4種の銅鉱物が混ざり合う、ナミビア産の複合石です。

最終更新日:

QUICK GUIDE

クォンタムクアトロシリカの早わかり

どんな石?
珪孔雀石・翠銅鉱など4種の銅鉱物が混ざり合う、ナミビア産の複合石です。
素材区分
珪孔雀石+シャタッカイト+翠銅鉱+孔雀石
硬さの目安
2
主な産地
ナミビア(カオコベルト高原)
取扱いの要点
銅鉱物特有の性質として、長時間の直射日光や高温にさらすと変色するおそれがあるため注意が必要です。
岩石・鉱物集合体としての情報

岩石・鉱物集合体としての情報

岩石・鉱物集合体

ページ名・流通名 クォンタムクアトロシリカ
岩石名・構成名 珪孔雀石+シャタッカイト+翠銅鉱+孔雀石
英名 Quantum Quattro Silica
分類 珪酸塩鉱物(複合) ケイ酸塩鉱物
系統 ケイ酸塩鉱物
主な構成 (Cu,Al)₂H₂Si₂O₅(OH)₄・nH₂O等の複合組成 Al Cu H H2O O Si
構造・結晶系 各鉱物成分により異なる
硬さの目安 2
比重 3.2
光沢 ガラス光沢〜土状光沢
主な産地 ナミビア(カオコベルト高原) ナミビア

※複数の鉱物からなるため、組成・硬さ・比重は構成成分や標本によって変わります。

特徴・意味

特徴・意味

複数の異なる鉱物が一つの石の中で調和して存在するその姿は、多様な力を一つにまとめ上げることの象徴とされています。銅を含む鉱物特有の鮮やかな色合いは、活力や創造性を呼び覚ますとも伝えられています。

名前の由来・歴史・文化

名前の由来・歴史・文化

クォンタムクアトロシリカは、1996年にナミビアのカオコベルト高原にある銅鉱床で見出されました。名前の「クアトロ」はイタリア語やスペイン語で「4」を意味し、その名の通り珪孔雀石(クリソコラ)・シャタッカイト・翠銅鉱(ダイオプテーズ)・孔雀石(マラカイト)という4種類の銅を含む鉱物が混ざり合って生まれる複合石です。標本によってはさらにスモーキークォーツが加わり、5種類の鉱物が共演することもあります。いずれも銅鉱床が酸化する環境で生まれる鉱物という共通点を持ちながら、それぞれ異なる色合いと質感を持つため、一つの石の中にブルー・グリーン・ブラウンが混ざり合う、まるで宇宙から見た地球のような景色を作り出します。 4種の鉱物が織りなす模様は標本ごとに大きく異なり、ブルーとグリーンの割合が均等に混ざるものもあれば、片方の色が優勢になるものもあります。1996年の発見以来、ナミビアの限られた鉱区でのみ採掘が続けられており、鉱区の枯渇と共に将来的には稀少性がさらに高まると見られています。

込められてきた願い

込められてきた願い

複数の力を一つにまとめて物事に取り組みたいと願う人のお守りとして選ばれています。心身のバランスを整えたい人の癒しの石としても親しまれています。 多様な個性を持つ仲間との調和を築きたいと願う人のお守りとしても選ばれています。

日常での楽しみ方

日常での楽しみ方

ブルーとグリーンが混ざり合う模様をルーペで観察するのがこの石の楽しみ方です。カボションやビーズに加工され、日常のアクセサリーとして楽しまれています。

選び方と購入前の確認点

選び方と購入前の確認点

色の鮮やかさと模様のバランスが評価の基準となり、青緑の発色が鮮明なものほど高く評価されます。産出量が限られるため、良質な標本は相応の価格になります。日常使いのビーズにも、鉱物標本としての観賞用にも向いています。 ブルーとグリーンのコントラストが美しいカボションは宝飾用として、地色の質感を楽しめる原石は観賞用の標本として選ばれています。

一般的に行われる処理

一般的に行われる処理

クォンタムクアトロシリカは複数成分からなる岩石・鉱物集合体で、標本ごとに組成が変わります。流通品では染色、ワックス、樹脂含浸、亀裂充填、接着、表面コーティングがあり得ます。粉末を樹脂で固めた再構成品や模様を似せた人工素材は、天然の原石とは分けて表示する必要があります。

名称区分・鑑別名・類似素材

名称区分・鑑別名・類似素材

名称区分:「クォンタムクアトロシリカ」は岩石名または流通名です。単一の鉱物種名ではなく、標本により構成鉱物が変わります。

鑑別書の記載:鑑別機関や標本状態により表現は異なりますが、素材・鉱物の同定名、天然/合成/人工の別、検出された処理が基本です。複数成分の素材では、主成分や「岩石」「化石」「隕石」「天然ガラス」「生物由来素材」などの記載になり、商品名がそのまま結果名になるとは限りません。

産地判定との違い:素材・鉱物鑑別は「何であるか」を調べ、産地判定は内包物、分光、微量元素、来歴資料などから「どこ由来か」を検討する別の作業です。鑑別できても産地を断定できない場合があり、流通名だけでは産地証明になりません。

家庭で確認できる範囲:色、模様、光沢、気泡、接着境界、染料だまり、欠けや錆は観察できますが、真贋・処理・産地の確定はできません。硬度を確かめるために商品を引っかく、酸を付ける、火であぶるなどの傷付け検査は、標本を損ない、有害な粉塵・蒸気を生じる可能性があるため避けます。

名称・鑑別の補足:「クォンタムクアトロシリカ」は岩石名または流通名で、単一鉱物種とは限りません。標本により構成鉱物が変わります。

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

構成鉱物の境界、層、脈、空隙、充填部が弱点になり、表記硬度だけでは割れやすさを判断できません。
超音波洗浄:原則として使用しません。内部亀裂、層、接着、含浸、錆、脆い共生鉱物を悪化させる可能性があります。
スチーム洗浄:原則として使用しません。熱と急な温度変化により、割れ、変色、接着・樹脂の劣化が起こる可能性があります。
薬品:酸・アルカリ・漂白剤・アルコール・アセトン・研磨剤を避けます。金属を含む標本では錆や変質、生物由来素材・炭酸塩では溶解のおそれがあります。
日光・熱:長時間の直射日光、高温の車内、ドライヤー、暖房器具の近くを避けます。退色、乾燥、酸化、樹脂・塗料の軟化が起こる場合があります。
安全な基本手入れ:処理不明品は柔らかい乾いた布を基本とし、水洗いの可否が確認できる場合だけ短時間のぬるい石鹸水を使い、すぐに十分乾燥させます。

具体的な取扱い:超音波・スチームは原則不可です。薬品・アルコール・アセトン・漂白剤・研磨剤、長時間の直射日光、高温、急な温度差を避けます。処理不明品は柔らかい乾いた布を基本にします。

品質5項目と鑑別書の確認点

品質5項目と鑑別書の確認点

色:名称・種類として自然な発色、色むら、退色、染料の集中を確認します。
透明度:透明度の高さを一律に価値とせず、素材本来の組織、層、模様、光沢が明瞭かを見ます。
内包物・組織:標本ごとに成分が変わるため、構成鉱物、化石組織、金属・岩片、風化、亀裂、接着修復を確認します。
カット・仕上げ:正面の見え方、対称性、研磨の艶、縁の欠け、過度な薄さ、穴周りの亀裂を確認します。
処理開示:天然/合成/模造/人工の別、染色、加熱、照射、含浸、充填、コーティング、接着、再構成の有無を販売表示と鑑別書で照合します。
鑑別書:高額品では、販売名だけでなく同定結果、変種・素材区分、処理コメント、重量・寸法、レポート番号を確認します。産地は別の検査・意見であり、記載がない鑑別書もあります。

品質確認の順序:①色と模様の自然さ、②透明度または素材本来の組織、③内包物・構成成分・亀裂・修復、④カット・研磨・接着、⑤天然/人工の区分と染色・含浸・充填・コーティング・再構成の開示を確認します。複合素材は標本ごとに成分が変わるため、固定した化学式や硬度だけで評価しません。

お手入れ方法

お手入れ方法

硬度が低くやわらかい鉱物を含むため、強い衝撃を避けてやわらかい布で拭いて保管してください。

取扱い・安全上の注意

取扱い・安全上の注意

銅鉱物特有の性質として、長時間の直射日光や高温にさらすと変色するおそれがあるため注意が必要です。

クォンタムクアトロシリカのよくある質問

クォンタムクアトロシリカのよくある質問

クォンタムクアトロシリカは鉱物名ですか?

単一の鉱物種ではなく、岩石名または流通名です。標本により構成成分が変わります。

家庭で本物か判別できますか?

外観から不自然な色、接着境界、気泡、染料だまり、錆などは観察できますが、真贋・処理・産地の確定はできません。傷を付ける硬度試験や酸・火を使う試験はせず、重要な品は専門機関へ依頼してください。

超音波洗浄やスチーム洗浄は使えますか?

処理、亀裂、接着、共生鉱物が不明な品には使いません。柔らかい布を基本とし、素材と処理が確認できる場合だけ、その石に適した方法を選びます。

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この石の写真

クォンタムクアトロシリカ(加工した石) 加工した石
写真: 石しるべ (石しるべ)
クォンタムクアトロシリカ(原石) 原石
写真: 石しるべ (石しるべ)

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