PRACTICAL GUIDE
割れやすい・欠けやすい天然石
傷付きにくさを示す硬度と、割れ・欠けへの抵抗を示す靱性は別の性質です。硬い石でもへき開が明瞭なら特定方向の衝撃で割れ、柔らかい石でも衝撃を吸収して割れにくい場合があります。
判断のポイント
- 完全または明瞭なへき開がある
- 層状、繊維状、粒状、空洞を含む
- 表面へ達する亀裂、含浸・充填・接着がある
- 急な温度差や乾燥で亀裂が進むことがある
該当する主な石
同じ石名でも、亀裂、処理、接着、セッティング、産地や標本状態により性質は変わります。個別ページの注意事項も確認してください。
ダイヤモンド
金剛石(ダイヤモンド) 硬度 10
トパーズ
黄玉(トパーズ) 硬度 8
タンザナイト
灰簾石の青変種(タンザナイト) 硬度 6〜7
クンツァイト
リチア輝石のピンク変種(クンツァイト) 硬度 6.5〜7
ムーンストーン
月長石(ムーンストーン) 硬度 6〜6.5
ラブラドライト
曹灰長石(ラブラドライト) 硬度 6〜6.5
フローライト
蛍石(フローライト) 硬度 4
カルサイト
方解石(カルサイト) 硬度 3
セレナイト
透石膏(セレナイト) 硬度 2
カイヤナイト
藍晶石(カイヤナイト) 硬度 4.5〜7(方向で異なる)
オパール
蛋白石(オパール) 硬度 5.5〜6.5
真珠
真珠(生体鉱物) 硬度 2.5〜4.5
琥珀
琥珀(樹脂の化石) 硬度 2〜2.5
アパタイト
燐灰石(アパタイト) 硬度 5
用途を変える選択
指輪は衝撃を受けやすいため、繊細な石はペンダント、ピアス、ブローチで楽しむ方法があります。指輪にする場合は石の縁を守る覆輪留めなどを検討します。
保管方法
石同士が触れないよう個別の布袋や仕切りへ入れ、硬い石と柔らかい石を分けます。乾燥や高温に弱い素材は窓辺や車内を避けます。
よくある質問
傷がない石は割れにくいですか?
表面に傷がなくても、内部亀裂、へき開、内包物、急な温度変化によって割れることがあります。
落とした後に見た目が無事なら使い続けられますか?
拡大して亀裂、爪の緩み、接着部を確認します。高額品や指輪は専門店で点検してください。