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せれないと

セレナイト

Selenite

  • 主な色
  • 色の印象白・乳白・絹のような光沢

絹のような光沢の白い石で、「浄化」や「清らかさ」の象徴として親しまれる天然石です。

最終更新日:

QUICK GUIDE

セレナイトの早わかり

どんな石?
絹のような光沢の白い石で、「浄化」や「清らかさ」の象徴として親しまれる天然石です。
素材・系統
透石膏(セレナイト)/硫酸塩鉱物
主な色
モース硬度
2
主な産地
モロッコ、メキシコ、アメリカ
取扱いの要点
硬度がとても低く(2)、水に溶ける性質があります。水洗いは厳禁で、湿気の多い場所も避けてください。爪でも傷がつくほど柔らかいため、丁寧に扱いましょう。
鉱物としての情報

鉱物としての情報

単一鉱物・鉱物種

ページ名・流通名 セレナイト
鉱物種・変種名 透石膏(セレナイト)
別名・商業名 透石膏
英名 Selenite
分類 硫酸塩鉱物(石膏) 硫酸塩鉱物
系統 硫酸塩鉱物
化学組成 CaSO₄·2H₂O Ca CaSO4 H H2O O S
結晶系 単斜晶系
モース硬度 2
比重 2.30〜2.33
光沢 ガラス光沢〜絹糸光沢〜真珠光沢
主な産地 モロッコ、メキシコ、アメリカ モロッコ メキシコ アメリカ

※鉱物データは一般的な代表値です。産地や個体により異なる場合があります。

別名・流通名

別名・流通名

透石膏

石言葉

石言葉

特徴・意味

特徴・意味

絹のような縦の光沢を放つ、白く透明感のある石。鉱物名は石膏(ジプサム)で、名前はギリシャ語の「月」に由来します。水に溶けやすい性質を持ち、爪でも傷がつくほどやわらかいという、鉱物の中でも独特の性質を持つ石です。

名前の由来・歴史・文化

名前の由来・歴史・文化

セレナイトの名は、その絹のような白い光沢が月の光を思わせることから、ギリシャ語の月の女神セレネにちなんで名づけられました。鉱物としては石膏(ジプサム)で、繊維状に光るものは「サテンスパー」とも呼ばれます。古代ギリシャ・ローマでは、薄く透き通るほど磨いたセレナイトの板を、ガラスが普及する前の窓の代わりに用いたといわれます。やわらかく加工しやすい反面、たいへんもろく水に弱いため、装身具よりも、磨いた置物やタワー(柱状)として、空間に飾って楽しまれることが多い石です。 現在ではモロッコやアメリカ、メキシコなどで産出し、なかでもメキシコのナイカ鉱山では、人の背丈をはるかに超える巨大な結晶群が発見され、世界中の注目を集めました。 メキシコのナイカ鉱山で発見された巨大な結晶群は、地下の高温多湿な環境で何十万年もかけて成長したと考えられています。

メキシコのナイカ鉱山の結晶洞窟で見つかった最大の結晶は、長さ12メートルに達し、地球上で発見された天然の結晶としては史上最大級とされています。洞窟内は気温50度・湿度ほぼ100%という過酷な環境のため、探査には特殊な防護装備が必要でした。

込められてきた願い

込められてきた願い

清らかさ、心の落ち着き、空間を整えることの象徴とされてきました。気持ちをリセットしたいとき、静かに過ごしたいときに寄り添う石として親しまれています。 心を静めて過ごしたい人への、贈りものとして選ばれます。

日常での楽しみ方

日常での楽しみ方

絹のような縦の光沢を、光に当てて楽しめます。磨いた柱状(タワー)や置物として、部屋に飾る楽しみ方が人気です。 研磨した柱状(タワー)や板状の置物として、部屋に飾る形で親しまれています。

選び方と購入前の確認点

選び方と購入前の確認点

絹のような光沢(シャトヤンシー)の美しさと、透明感で選びます。 柱状・板状・バラ状(砂漠のバラ)など形もさまざまです。 透明度がやや低いものでも、絹のような光沢は十分に楽しめます。 価格は、状態・サイズ・見た目の品質・処理の有無・由来資料・加工品質・販売条件によって変わります。購入時は価格だけで品質を判断せず、商品説明、処理開示、寸法・重量、返品条件を確認してください。

一般的に行われる処理

一般的に行われる処理

セレナイトは透明〜半透明な結晶質石膏の流通名です。通常は無処理ですが、染色、表面コーティング、接着・成形品があります。「サテン・スパー」「デザートローズ」も石膏の形態で、鉱物学的には同じ石膏でも外観と耐久性が異なります。

名称区分・鑑別名・類似素材

名称区分・鑑別名・類似素材

透明板状のセレナイト、繊維状のサテン・スパー、バラ状集合体はすべて石膏の形態です。カルサイト、ハライト、ガラス、樹脂が類似します。爪で傷が付くほど柔らかいですが、商品を傷つける硬度試験はせず鑑別を利用します。

名称・鑑別の補足:鉱物種名・宝石変種名・商業名は同じとは限りません。このページの鉱物学上の表示は「透石膏(セレナイト)」で、鑑別書では鉱物種、変種、天然/合成の別、検出された処理を確認します。

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

硬度2で非常に傷つきやすく、完全なへき開を持ち、薄片は曲がる・割れることがあります。水にわずかに溶け、長時間の水濡れで艶や形が損なわれます。熱で結晶水を失い変質するため、水洗い、湿気、高熱、薬品を避けます。

具体的な取扱い:超音波・スチームは、亀裂・含浸・充填・コーティング・接着がなく、その石種で安全と確認できる場合だけ使用します。不明なら使いません。薬品、急熱、長時間の直射日光を避け、ぬるい石鹸水が安全と確認できる場合だけ短時間洗浄します。

品質5項目と鑑別書の確認点

品質5項目と鑑別書の確認点

目的に応じ、透明度、繊維光沢、結晶形、欠け・へき開割れ、表面の溶食、接着や着色の有無を確認します。宝飾耐久性より標本・装飾価値を評価する素材です。高価な標本では鉱物名、産地、修復・接着の有無と来歴を確認します。

品質確認の順序:①色、②透明度、③内包物と表面到達亀裂、④カット・研磨、⑤加熱・照射・染色・含浸・充填・コーティング等の処理開示を分けて確認します。高額品は販売名だけでなく、鑑別書の鉱物種・変種・天然/合成・処理コメントを照合します。

お手入れ方法

お手入れ方法

非常にやわらかく水に弱い石です。絶対に濡らさず、乾いた布でやさしく扱います。

取扱い・安全上の注意

取扱い・安全上の注意

硬度がとても低く(2)、水に溶ける性質があります。水洗いは厳禁で、湿気の多い場所も避けてください。爪でも傷がつくほど柔らかいため、丁寧に扱いましょう。

セレナイトのよくある質問

セレナイトのよくある質問

セレナイトを水で浄化できますか?

避けてください。石膏は水にわずかに溶け、表面が曇ったり角が丸くなったりします。乾いた柔らかい刷毛で埃を払います。

セレナイトとサテン・スパーは同じですか?

どちらも石膏ですが、厳密にはセレナイトは透明な結晶、サテン・スパーは繊維状集合体です。市場では両方をセレナイトと呼ぶことがあります。

他の石を傷つけずに保管できますか?

セレナイト側が非常に傷つきやすいため、他の石や金属と接触しない箱で保管してください。

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この石の写真

セレナイト(加工した石) 加工した石
写真: RYO9753
セレナイト(原石) 原石
写真: Parent Géry / Wikimedia Commons (Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0)

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