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すぎらいと

スギライト

Sugilite

  • 主な色
  • 色の印象濃い紫・赤紫

濃い紫色が印象的な石で、日本の地質学者にちなんで名づけられた、近年人気の高い石です。

最終更新日:

QUICK GUIDE

スギライトの早わかり

どんな石?
濃い紫色が印象的な石で、日本の地質学者にちなんで名づけられた、近年人気の高い石です。
素材・系統
杉石(スギライト)/ケイ酸塩鉱物
主な色
モース硬度
5.5〜6.5
主な産地
南アフリカ、日本(愛媛・岩城島=原産地)
取扱いの要点
リチウムとカリウムを含む複雑な組成の鉱物です。強い衝撃は避けてください。
鉱物としての情報

鉱物としての情報

単一鉱物・鉱物種

ページ名・流通名 スギライト
鉱物種・変種名 杉石(スギライト)
別名・商業名 杉石
英名 Sugilite
分類 珪酸塩鉱物(大隅石グループ) ケイ酸塩鉱物
系統 ケイ酸塩鉱物
化学組成 KNa₂(Fe,Mn,Al)₂Li₃Si₁₂O₃₀ Al Fe K Li Mn Na O Si
結晶系 六方晶系
モース硬度 5.5〜6.5 5.5 6 6.5
比重 2.74〜2.80
光沢 ガラス光沢〜鈍い光沢
主な産地 南アフリカ、日本(愛媛・岩城島=原産地) 南アフリカ 日本

※鉱物データは一般的な代表値です。産地や個体により異なる場合があります。

別名・流通名

別名・流通名

杉石

石言葉

石言葉

特徴・意味

特徴・意味

濃い紫〜赤紫の、深く鮮やかな色を持つ石。日本人の地質学者にちなんで名づけられた、比較的新しい石です。1979年に発見が公表されて以来、鮮烈な紫色から世界中で急速に人気が広がりました。

名前の由来・歴史・文化

名前の由来・歴史・文化

スギライトは、1944年に日本の岩石学者・杉健一が瀬戸内海の岩城島で見いだし、後にその名にちなんで名づけられた石です。発見当初は地味な色でしたが、その後、南アフリカのウェッセルズ鉱山などから、濃い紫〜赤紫の鮮やかな宝石質のスギライトが産出し、世界中で人気を集めるようになりました。日本人にちなむ名を持ち、深く鮮やかな紫が美しいことから、近年とくに親しまれている石です。希少で、良質なものは高価です。 日本人研究者の名を冠した数少ない宝石の一つとして、国内の鉱物ファンからも特別な関心を集めています。南アフリカ産の宝石質のものは、濃い紫色が均一なものほど評価が高く、他の紫色の石と並べて色の違いを楽しむ人もいます。 南アフリカのウェッセルズ鉱山は、もともとマンガンを採掘するための鉱山でしたが、副産物として宝石質のスギライトが発見されました。

宝石質の高品質なスギライトは、南アフリカでの産出当初「ロイヤルアズール」「ロイヤライト」といった商標名で売り出されたこともあり、色の濃さや均一さによって複数の呼び名で区別されて流通してきました。

込められてきた願い

込められてきた願い

心身の癒し、自分を貫く心、おだやかな強さの象徴とされてきました。心を癒したいとき、自分らしさを大切にしたいときに寄り添う石として親しまれています。 自分らしさを大切にしたい人への、個性を後押しする贈りものです。

日常での楽しみ方

日常での楽しみ方

濃い紫〜赤紫の、深く鮮やかな色合いを楽しめます。高貴な紫は、装いに深みを添えてくれます。渦を巻くような模様の景色も、この石ならではの見どころです。 カボションのリングやペンダントなど、濃い紫を生かした宝飾品として親しまれています。

選び方と購入前の確認点

選び方と購入前の確認点

紫の濃さと鮮やかさ、色の均一さで選びます。 価格は、状態・サイズ・見た目の品質・処理の有無・由来資料・加工品質・販売条件によって変わります。購入時は価格だけで品質を判断せず、商品説明、処理開示、寸法・重量、返品条件を確認してください。

一般的に行われる処理

一般的に行われる処理

スギライトは通常無処理ですが、ワックス・樹脂含浸、亀裂充填、染色、粉末再構成があり得ます。紫色に染めたベリル・石英質素材やガラスが模造に使われます。

名称区分・鑑別名・類似素材

名称区分・鑑別名・類似素材

スギライトは紫〜赤紫の鉱物で、チャロアイト、レピドライト、紫色カルセドニー、染色石が類似します。宝飾用は他鉱物を伴う塊状素材も多く、色だけでは含有量や鉱物種を決められません。

名称・鑑別の補足:鉱物種名・宝石変種名・商業名は同じとは限りません。このページの鉱物学上の表示は「杉石(スギライト)」で、鑑別書では鉱物種、変種、天然/合成の別、検出された処理を確認します。

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

硬度約5.5〜6.5で、塊状品は組織や亀裂により耐久性が変わります。強い衝撃、熱、酸・溶剤、超音波・スチームを避けます。

具体的な取扱い:超音波・スチームは、亀裂・含浸・充填・コーティング・接着がなく、その石種で安全と確認できる場合だけ使用します。不明なら使いません。薬品、急熱、長時間の直射日光を避け、ぬるい石鹸水が安全と確認できる場合だけ短時間洗浄します。

品質5項目と鑑別書の確認点

品質5項目と鑑別書の確認点

鮮やかで均一な紫〜赤紫、半透明感、きめ、艶、黒色母岩・亀裂・樹脂の量を見ます。いわゆるジェル状の高透明品は希少で、鑑別書では鉱物種、処理、集合体かを確認します。

品質確認の順序:①色、②透明度、③内包物と表面到達亀裂、④カット・研磨、⑤加熱・照射・染色・含浸・充填・コーティング等の処理開示を分けて確認します。高額品は販売名だけでなく、鑑別書の鉱物種・変種・天然/合成・処理コメントを照合します。

お手入れ方法

お手入れ方法

南アフリカの特定の鉱山でのみ産出する希少な紫色の石です。やわらかい布で拭いて保管します。

取扱い・安全上の注意

取扱い・安全上の注意

リチウムとカリウムを含む複雑な組成の鉱物です。強い衝撃は避けてください。

スギライトのよくある質問

スギライトのよくある質問

濃い紫ほど必ず高品質ですか?

色に加え、透明感、均一性、艶、亀裂や母岩の量を総合します。

チャロアイトとの違いは?

別鉱物です。チャロアイトは渦状・繊維状模様が多いものの、外観だけでの確定は避けます。

ジェルスギライトとは何ですか?

透明感の高い上質品に使われる流通表現で、統一された公的等級ではありません。

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この石の写真

スギライト(加工した石) 加工した石
写真: -Hadsuki-
スギライト(原石) 原石
写真: Robert M. Lavinsky / Wikimedia Commons (Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0)

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