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すみそないと

スミソナイト

Smithsonite

  • 主な色水色
  • 色の印象淡い青緑・桃・乳色

とろりとした質感の淡い色の石で、やさしさや癒しの象徴として親しまれてきた石です。

最終更新日:

QUICK GUIDE

スミソナイトの早わかり

どんな石?
とろりとした質感の淡い色の石で、やさしさや癒しの象徴として親しまれてきた石です。
素材・系統
菱亜鉛鉱(スミソナイト)/炭酸塩鉱物
主な色
水色
モース硬度
4〜4.5
主な産地
アメリカ、メキシコ、ナミビア、ギリシャ
取扱いの要点
硬度が低めでもろく、酸や水にやや弱い石です。ぶつけたり長く水に浸けたりしないよう、丁寧に扱ってください。
鉱物としての情報

鉱物としての情報

単一鉱物・鉱物種

ページ名・流通名 スミソナイト
鉱物種・変種名 菱亜鉛鉱(スミソナイト)
別名・商業名 菱亜鉛鉱
英名 Smithsonite
分類 炭酸塩鉱物(方解石グループ) 炭酸塩鉱物
系統 炭酸塩鉱物
化学組成 ZnCO₃ C O Zn ZnCO3
結晶系 三方晶系
モース硬度 4〜4.5 4 4.5
比重 4.3〜4.5
光沢 ガラス光沢〜真珠光沢
主な産地 アメリカ、メキシコ、ナミビア、ギリシャ アメリカ メキシコ ナミビア ギリシャ

※鉱物データは一般的な代表値です。産地や個体により異なる場合があります。

別名・流通名

別名・流通名

菱亜鉛鉱

特徴・意味

特徴・意味

ぶどうの房のような塊状で、淡い水色〜青緑のやわらかな光沢を放つ石。亜鉛を含む鉱物です。丸みを帯びた表面のつややかな質感が特徴で、鉱物標本として愛好家に親しまれています。

名前の由来・歴史・文化

名前の由来・歴史・文化

スミソナイトは、亜鉛を含む鉱物で、ぶどうの房のように丸く盛り上がった塊状(ブドウ状)で産することが多く、淡い水色〜青緑の、絹のようなやわらかい光沢が魅力です。名前は、イギリスの化学者ジェームズ・スミソンにちなみます。スミソンは、その遺産がアメリカのスミソニアン博物館の設立につながった人物としても知られています。やさしい色合いと、なめらかな質感から、鉱物標本やアクセサリーとして親しまれています。 メキシコやナミビア、アメリカなどで産出し、含まれる微量元素によって水色だけでなく黄色や桃色になることもあります。柔らかく傷つきやすいため、日常づかいよりも鑑賞用の標本として親しまれています。 名づけの由来となったジェームズ・スミソンは、鉱物学者でありながら一度も渡米しなかった人物として知られています。

宝石質の美しい青緑色のスミソナイトは「ボナマイト」という商標名で流通することがあり、アメリカ・ニューメキシコ州のケリー鉱山などから、特に美しい標本が産出したことで知られています。

込められてきた願い

込められてきた願い

癒し、やさしさ、心の安らぎの象徴とされてきました。心をいやしたいとき、穏やかに過ごしたいときに寄り添う石として親しまれています。 穏やかに過ごしたい日に、身につけるアクセサリーに選ぶ人もいます。 穏やかな気持ちで過ごしたい人への、癒やしの贈りものとして選ばれます。

日常での楽しみ方

日常での楽しみ方

ぶどうの房のような形と、淡い水色〜青緑のやわらかな光沢を楽しめます。なめらかな質感が魅力です。丸みを帯びた結晶の集合は、標本としても見応えがあります。 研磨せず、ブドウ状の形をそのまま標本として飾られることが多い石です。

選び方と購入前の確認点

選び方と購入前の確認点

水色〜青緑の色みと、ブドウ状の形・光沢の美しさで選びます。 色が淡いものでも、なめらかな質感は標本として十分に楽しめます。 価格は、状態・サイズ・見た目の品質・処理の有無・由来資料・加工品質・販売条件によって変わります。購入時は価格だけで品質を判断せず、商品説明、処理開示、寸法・重量、返品条件を確認してください。

一般的に行われる処理

一般的に行われる処理

スミソナイトは通常無処理の標本ですが、ワックス・樹脂含浸、染色、表面コーティング、接着修理があります。色鮮やかな塊状品では処理を確認します。

名称区分・鑑別名・類似素材

名称区分・鑑別名・類似素材

炭酸亜鉛鉱物で、青緑色品はターコイズ、ヘミモルファイト、カルサイト、カルセドニーが類似します。結晶・葡萄状形態だけでなく、比重、屈折・分光で区別します。

名称・鑑別の補足:鉱物種名・宝石変種名・商業名は同じとは限りません。このページの鉱物学上の表示は「菱亜鉛鉱(スミソナイト)」で、鑑別書では鉱物種、変種、天然/合成の別、検出された処理を確認します。

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

硬度4〜4.5で完全なへき開があり脆く、酸に反応する炭酸塩です。熱、水洗い、超音波・スチームを避け、標本は乾式で清掃します。

具体的な取扱い:超音波・スチームは、亀裂・含浸・充填・コーティング・接着がなく、その石種で安全と確認できる場合だけ使用します。不明なら使いません。薬品、急熱、長時間の直射日光を避け、ぬるい石鹸水が安全と確認できる場合だけ短時間洗浄します。

品質5項目と鑑別書の確認点

品質5項目と鑑別書の確認点

色、半透明感、葡萄状表面や結晶形、光沢、欠け・亀裂、母岩との配置、接着を見ます。鑑別書ではスミソナイト、処理を確認します。

品質確認の順序:①色、②透明度、③内包物と表面到達亀裂、④カット・研磨、⑤加熱・照射・染色・含浸・充填・コーティング等の処理開示を分けて確認します。高額品は販売名だけでなく、鑑別書の鉱物種・変種・天然/合成・処理コメントを照合します。

お手入れ方法

お手入れ方法

やわらかく酸に弱い石です。やさしく扱い、水濡れを避けます。

取扱い・安全上の注意

取扱い・安全上の注意

硬度が低めでもろく、酸や水にやや弱い石です。ぶつけたり長く水に浸けたりしないよう、丁寧に扱ってください。

スミソナイトのよくある質問

スミソナイトのよくある質問

ヘミモルファイトと同じですか?

いいえ。どちらも亜鉛鉱床で見られ青色品が似ますが、別鉱物です。

酸で確認できますか?

石を損なう破壊試験なので行わず、専門機器で確認します。

リングに向きますか?

柔らかくへき開があるため、通常は標本または衝撃の少ない用途向きです。

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この石の写真

スミソナイト(加工した石) 加工した石
写真: 石しるべ (石しるべ)
スミソナイト(原石) 原石
写真: Robert M. Lavinsky / Wikimedia Commons (Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0)

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