マホガニーオブシディアンの写真

まほがにーおぶしでぃあん

マホガニーオブシディアン

Mahogany Obsidian

  • 主な色
  • 色の印象茶・黒・赤褐色

黒と赤褐色がまだらに混ざり合う、マホガニー材のような火山ガラスです。

最終更新日:

QUICK GUIDE

マホガニーオブシディアンの早わかり

どんな石?
黒と赤褐色がまだらに混ざり合う、マホガニー材のような火山ガラスです。
素材区分
黒曜石(マホガニーオブシディアン)
主な色
硬さの目安
5〜5.5
主な産地
メキシコ、アメリカ
取扱いの要点
赤褐色の部分は酸化鉄によるものです。ガラス質のため、ぶつけると鋭く割れることがあります。
天然ガラスとしての情報

天然ガラスとしての情報

天然ガラス

ページ名・流通名 マホガニーオブシディアン
天然ガラス・素材名 黒曜石(マホガニーオブシディアン)
別名・商業名 黒曜石
英名 Mahogany Obsidian
分類 火山ガラス(天然ガラス) 火山ガラス
系統 ガラス質(黒曜石等)
主な組成 主にSiO₂(酸化鉄で赤褐色) O Si SiO2(
構造 非晶質
硬さの目安 5〜5.5 5 5.5
比重 2.35〜2.60
光沢 ガラス光沢
主な産地 メキシコ、アメリカ メキシコ アメリカ

※天然ガラスは結晶ではありません。組成や物性は母材と形成条件によって変わります。

別名・流通名

別名・流通名

黒曜石

特徴・意味

特徴・意味

マホガニーオブシディアンは、黒い黒曜石の中に、赤褐色の部分がまだらに広がる石です。その色合いが銘木マホガニーを思わせることから、この名で呼ばれます。落ち着いた色みが、大地のような安定感を感じさせます。

名前の由来・歴史・文化

名前の由来・歴史・文化

赤褐色は、黒曜石に含まれる鉄分が酸化して生まれた色です。黒曜石は溶岩が急冷してできた天然ガラスで、世界各地の火山地帯で産出します。鋭く割れる性質から、古くは世界各地で刃物や道具の材料として用いられてきました。マホガニーの木目を思わせる縞模様は、鉄分の分布の偏りによって生まれる自然の造形です。 縞の出方は溶岩が冷え固まる速さや鉄分の分布によって変わるため、同じ産地でも一つひとつ模様が異なります。黒とマホガニー色のコントラストは、他の黒曜石にはない温かみを感じさせます。 メキシコやアメリカの複数の火山地帯で産出し、地域によって赤褐色の濃淡に違いが見られます。

縞模様は、マグマが流れる際に鉄分を多く含む層と少ない層が完全に混ざりきらないまま冷え固まる「流理構造」によって生まれるもので、マグマがゆっくり流動していた痕跡がそのまま石の中に閉じ込められた姿といえます。

込められてきた願い

込められてきた願い

黒と赤褐色の落ち着いた色から、地に足をつけた安定や、身を守る力の象徴として親しまれてきました。気持ちを引き締めたいときのお守りとしても選ばれます。 地に足をつけたい人への、あたたかみのある贈りものとして選ばれます。

日常での楽しみ方

日常での楽しみ方

黒と赤褐色のまだら模様を、ひとつの景色として眺めて楽しむのがおすすめです。模様の出方はひとつずつ異なります。 丸玉のブレスレットや、置き石として親しまれています。

選び方と購入前の確認点

選び方と購入前の確認点

見た目だけで断定せず、素材名、処理の有無、状態、寸法・重量、由来資料を確認して選びます。 価格は、状態・サイズ・見た目の品質・処理の有無・由来資料・加工品質・販売条件によって変わります。購入時は価格だけで品質を判断せず、商品説明、処理開示、寸法・重量、返品条件を確認してください。

一般的に行われる処理

一般的に行われる処理

通常は研磨のみですが、赤褐色部を強める着色、艶出し樹脂、割れの含浸があります。人工ガラスや赤黒に着色した石も類似します。

名称区分・鑑別名・類似素材

名称区分・鑑別名・類似素材

黒曜石中の鉄酸化物等による赤褐色斑を持つ天然火山ガラスです。赤黒いジャスパー、スラグガラス、樹脂とは流理構造、気泡、均質性で区別します。

名称・鑑別の補足:「マホガニーオブシディアン」は天然ガラスの種類名または流通名で、結晶質の鉱物種ではありません。

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

硬度5〜5.5で傷つき、衝撃で鋭く欠けます。急な温度変化、落下、超音波を避け、欠けた破断面には触れないようにします。

具体的な取扱い:超音波・スチームは、亀裂・含浸・充填・コーティング・接着がなく、その石種で安全と確認できる場合だけ使用します。不明なら使いません。薬品、急熱、長時間の直射日光を避け、ぬるい石鹸水が安全と確認できる場合だけ短時間洗浄します。

品質5項目と鑑別書の確認点

品質5項目と鑑別書の確認点

黒と赤褐色の自然な模様、色対比、研磨、欠け・亀裂を見ます。鑑別書では天然ガラス(黒曜石)、人工ガラス、着色・含浸の有無を確認します。

品質確認の順序:①色と模様の自然さ、②透明度または素材本来の組織、③内包物・構成成分・亀裂・修復、④カット・研磨・接着、⑤天然/人工の区分と染色・含浸・充填・コーティング・再構成の開示を確認します。複合素材は標本ごとに成分が変わるため、固定した化学式や硬度だけで評価しません。

お手入れ方法

お手入れ方法

赤褐色と黒の模様がマホガニーの木目を思わせる黒曜石です。やわらかい布で拭いて保管します。

取扱い・安全上の注意

取扱い・安全上の注意

赤褐色の部分は酸化鉄によるものです。ガラス質のため、ぶつけると鋭く割れることがあります。

マホガニーオブシディアンのよくある質問

マホガニーオブシディアンのよくある質問

赤茶色は木の成分ですか?

いいえ。火山ガラス中の鉄に関係する色です。

ジャスパーの一種ですか?

いいえ。微晶質石英ではなく天然火山ガラスです。

ブレスレットなら割れませんか?

ビーズでも強い打撃で欠け、鋭い面ができるため注意します。

COMMUNITY BOARD

マホガニーオブシディアンの情報交換掲示板

掲示板を見る

購入前の確認、保管・手入れ、鑑別、産地、標本観察などを利用者同士で共有できます。禁止表現の自動判定を通過した投稿と返信はすぐ公開されます。

まだ公開中の投稿はありません。最初の情報を投稿できます。

新しく投稿する →

この石の写真

マホガニーオブシディアン(加工した石) 加工した石
写真: fukui
マホガニーオブシディアン(原石) 原石
写真: James St. John / Wikimedia Commons (Creative Commons Attribution 2.0)

RELATED STONES

関連する石