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れぴどらいと

レピドライト

Lepidolite

  • 主な色
  • 色の印象藤色・薄紫・桃

やわらかな藤色のうろこ状の石で、やすらぎや切り替えの象徴として親しまれてきた石です。

最終更新日:

QUICK GUIDE

レピドライトの早わかり

どんな石?
やわらかな藤色のうろこ状の石で、やすらぎや切り替えの象徴として親しまれてきた石です。
素材・系統
リチウム雲母(レピドライト;鉱物系列・通称)/雲母
主な色
モース硬度
2.5〜3
主な産地
ブラジル、マダガスカル、アメリカ
取扱いの要点
紫〜ピンク色が特徴のリチア雲母です。薄い層状にはがれやすいため丁寧に扱ってください。
鉱物としての情報

鉱物としての情報

単一鉱物・鉱物種

ページ名・流通名 レピドライト
鉱物種・変種名 リチウム雲母(レピドライト;鉱物系列・通称)
別名・商業名 鱗雲母
英名 Lepidolite
分類 雲母グループ(リチア雲母) 雲母グループ
系統 雲母
化学組成 K(Li,Al)₃(Si,Al)₄O₁₀(F,OH)₂(代表式。鉱物種・組成により変動) Al F H K Li O Si
結晶系 単斜晶系
モース硬度 2.5〜3 2.5 3
比重 2.8〜2.9
光沢 真珠光沢〜ガラス光沢
主な産地 ブラジル、マダガスカル、アメリカ ブラジル マダガスカル アメリカ

※鉱物データは一般的な代表値です。産地や個体により異なる場合があります。

別名・流通名

別名・流通名

鱗雲母

特徴・意味

特徴・意味

うすい紫〜藤色の、きらきらと光る雲母(うんも)の一種。薄くはがれる層状の見た目が特徴です。リチウムを含みます。リチウムの重要な資源鉱物としても知られ、電池材料としての利用価値からも注目される石です。

名前の由来・歴史・文化

名前の由来・歴史・文化

レピドライトは単一の鉱物種名ではなく、ポリリシオナイト-トリリシオナイト系列など、リチウムを含む雲母に使われる通称です。うす紫〜藤色のやさしい色合いと、きらきらとした光沢が特徴です。名前はギリシャ語の「うろこ」に由来し、うろこ状に薄くはがれる層構造からこう名づけられました。リチウムを含むことから、かつてはリチウムを取り出す資源としても利用されました。やわらかく加工しにくいため、塊状のものや、水晶の中に取り込まれたものが、置物やビーズとして親しまれています。藤色のきらめきが、見る人の心を和ませます。 現在ではブラジルやアメリカ、マダガスカルなどで産出し、含まれるリチウムの量が多いものほど、より鮮やかな紫色になる傾向があります。層状にはがれる性質から、彫刻よりも原石や磨き石として楽しまれることが多い石です。 チェコのモラビア地方では、この石がリチウム資源として19世紀から工業的に採掘されてきた歴史があります。

近年は電気自動車や蓄電池向けのリチウム需要の高まりから、レピドライトを含む鉱床が新たな資源として世界各地で再評価されており、宝飾用途とは別に、エネルギー産業を支える鉱物としても注目されています。

込められてきた願い

込められてきた願い

心の落ち着き、安らぎ、おだやかな移行の象徴とされてきました。気持ちを静めたいとき、穏やかに変化を受け入れたいときに寄り添う石として親しまれています。 やさしい気持ちで過ごしたい人への、贈りものとして選ばれます。

日常での楽しみ方

日常での楽しみ方

うす紫〜藤色のやさしい色と、きらきらした光沢を楽しめます。穏やかな色は、装いをやわらかく見せます。薄く層状にはがれる雲母らしい質感も、この石ならではの見どころです。 研磨せず、塊や水晶に取り込まれた形で標本・ビーズとして親しまれています。

選び方と購入前の確認点

選び方と購入前の確認点

藤色の色みと、雲母らしいきらめきで選びます。 水晶に取り込まれたものは扱いやすいです。 価格は、状態・サイズ・見た目の品質・処理の有無・由来資料・加工品質・販売条件によって変わります。購入時は価格だけで品質を判断せず、商品説明、処理開示、寸法・重量、返品条件を確認してください。

一般的に行われる処理

一般的に行われる処理

レピドライトは通常、紫〜桃色の雲母集合体を研磨します。樹脂含浸、染色、ワックス、粉末再構成があり得ます。紫色のクォーツ、長石、ガラス等が類似します。

名称区分・鑑別名・類似素材

名称区分・鑑別名・類似素材

レピドライトは現在、単一の鉱物種というよりリチウムを含む雲母の系列・流通名として使われます。層状の真珠光沢が特徴ですが、色だけでは同定できません。

名称・鑑別の補足:鉱物種名・宝石変種名・商業名は同じとは限りません。このページの鉱物学上の表示は「リチウム雲母(レピドライト;鉱物系列・通称)」で、鑑別書では鉱物種、変種、天然/合成の別、検出された処理を確認します。

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

硬度2.5〜4で非常に柔らかく、雲母の完全なへき開に沿って薄く剥がれます。水、摩擦、熱、薬品、超音波・スチームを避け、リングより保護される用途に向きます。

具体的な取扱い:超音波・スチームは、亀裂・含浸・充填・コーティング・接着がなく、その石種で安全と確認できる場合だけ使用します。不明なら使いません。薬品、急熱、長時間の直射日光を避け、ぬるい石鹸水が安全と確認できる場合だけ短時間洗浄します。

品質5項目と鑑別書の確認点

品質5項目と鑑別書の確認点

紫〜桃色、真珠光沢、粒の細かさ、模様、艶、剥離・亀裂・樹脂を見ます。鑑別書ではリチウム雲母/鉱物集合体、着色・含浸を確認します。

品質確認の順序:①色、②透明度、③内包物と表面到達亀裂、④カット・研磨、⑤加熱・照射・染色・含浸・充填・コーティング等の処理開示を分けて確認します。高額品は販売名だけでなく、鑑別書の鉱物種・変種・天然/合成・処理コメントを照合します。

お手入れ方法

お手入れ方法

雲母質でごく薄くはがれる性質を持つリチウムを含む雲母です。ぶつけないよう注意して保管します。

取扱い・安全上の注意

取扱い・安全上の注意

紫〜ピンク色が特徴のリチア雲母です。薄い層状にはがれやすいため丁寧に扱ってください。

レピドライトのよくある質問

レピドライトのよくある質問

レピドライトは正式な単一鉱物名ですか?

現在は組成の幅を持つリチウム雲母の系列名・流通名として扱われます。

リチウムの医療効果がありますか?

鉱物を身に着けることは医薬品のリチウム治療とは無関係です。

水洗いできますか?

層状に剥がれやすいため浸け置きを避け、乾いた柔らかい布を使います。

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レピドライト(加工した石) 加工した石
写真: ORIE_TOKUMARU
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