ダンビュライトの写真

だんびゅらいと

ダンビュライト

Danburite

  • 主な色透明
  • 色の印象無色・淡黄・淡桃

水晶のように澄んだ柱状結晶の石で、清らかさの象徴として親しまれてきた石です。

最終更新日:

QUICK GUIDE

ダンビュライトの早わかり

どんな石?
水晶のように澄んだ柱状結晶の石で、清らかさの象徴として親しまれてきた石です。
素材・系統
ダンブリ石(ダンビュライト)/ケイ酸塩鉱物
主な色
透明
モース硬度
7〜7.5
主な産地
メキシコ、日本、ミャンマー、マダガスカル
取扱いの要点
劈開があり強い衝撃で欠けることがあります。
鉱物としての情報

鉱物としての情報

単一鉱物・鉱物種

ページ名・流通名 ダンビュライト
鉱物種・変種名 ダンブリ石(ダンビュライト)
別名・商業名 ダンブリ石
英名 Danburite
分類 珪酸塩鉱物(ダンブリ石) ケイ酸塩鉱物
系統 ケイ酸塩鉱物
化学組成 CaB₂Si₂O₈ B Ca CaB2Si2O8 O Si
結晶系 直方晶系(斜方晶系) 斜方晶系
モース硬度 7〜7.5 7 7.5
比重 2.97〜3.02
光沢 ガラス光沢〜脂肪光沢
主な産地 メキシコ、日本、ミャンマー、マダガスカル メキシコ 日本 ミャンマー マダガスカル

※鉱物データは一般的な代表値です。産地や個体により異なる場合があります。

別名・流通名

別名・流通名

ダンブリ石

特徴・意味

特徴・意味

無色透明で、トパーズのような澄んだ輝きを持つ石。発見された土地の名にちなんで名づけられました。宝石として流通する量は少なく、鉱物コレクターの間で特に評価される、静かな存在感を持つ石です。

名前の由来・歴史・文化

名前の由来・歴史・文化

ダンビュライトは、1839年にアメリカ・コネチカット州のダンベリー(Danbury)で見いだされ、その地名にちなんで名づけられました。無色透明のものが多く、トパーズや水晶のような澄んだ輝きを持ちます。比較的近年に知られた石ですが、その清らかな透明感と、ほどよい硬さから、宝石やアクセサリーとして親しまれています。淡い黄色やピンクを帯びたものもあります。 水晶とよく似た結晶の形を持ちますが、化学組成は全く異なる鉱物です。メキシコやマダガスカル、ミャンマーなどでも産出し、無色透明な澄んだ輝きは、水晶とは違う独自の存在感を放ちます。 発見地であるアメリカ・コネチカット州ダンベリーでは、地元の博物館に最初期に発見された標本が今も保管されています。

発見地であるコネチカット州の鉱床は現在ではほとんど掘り尽くされており、現在流通する宝石質のダンビュライトの多くは、後に発見されたマダガスカル産のものが中心となっています。

込められてきた願い

込められてきた願い

心の解放、軽やかさ、わだかまりを手放すことの象徴とされてきました。気持ちを切り替えたいとき、肩の力を抜きたいときに寄り添う石として親しまれています。 清らかな気持ちで新しい一歩を踏み出したい人への贈りものに向きます。

日常での楽しみ方

日常での楽しみ方

無色透明の澄んだ輝きや、淡く色づいたものの繊細な色合いを楽しめます。清らかな透明感は、装いを上品に見せます。 ファセットカットのルースとして、コレクター向けに小粒で流通することが多い石です。

選び方と購入前の確認点

選び方と購入前の確認点

無色透明の澄み具合と輝きで選びます。 淡い黄色やピンクのものもあり、色みの好みで選べます。 淡い色のものでも、澄んだ透明感は十分に楽しめる、コレクター向けの石です。 価格は、状態・サイズ・見た目の品質・処理の有無・由来資料・加工品質・販売条件によって変わります。購入時は価格だけで品質を判断せず、商品説明、処理開示、寸法・重量、返品条件を確認してください。

一般的に行われる処理

一般的に行われる処理

ダンビュライトは通常無処理で流通し、明確に一般化した処理はありません。照射・加熱による実験的な色変化、コーティング、亀裂充填が疑われる場合は開示と検査を確認します。

名称区分・鑑別名・類似素材

名称区分・鑑別名・類似素材

無色〜淡黄色のダンビュライトはトパーズ、石英、ベリル、フェナカイト、ガラスが類似します。結晶形や輝きだけでなく屈折率、比重、光学特性、分光で区別します。

名称・鑑別の補足:鉱物種名・宝石変種名・商業名は同じとは限りません。このページの鉱物学上の表示は「ダンブリ石(ダンビュライト)」で、鑑別書では鉱物種、変種、天然/合成の別、検出された処理を確認します。

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

硬度7〜7.5でへき開は不明瞭ですが、脆性があり強い衝撃で欠けます。急熱、超音波、既存亀裂への圧力を避けます。

具体的な取扱い:超音波・スチームは、亀裂・含浸・充填・コーティング・接着がなく、その石種で安全と確認できる場合だけ使用します。不明なら使いません。薬品、急熱、長時間の直射日光を避け、ぬるい石鹸水が安全と確認できる場合だけ短時間洗浄します。

品質5項目と鑑別書の確認点

品質5項目と鑑別書の確認点

透明度、明るさ、淡色の均一性、カット、稜線の欠け、サイズを見ます。鑑別書では天然ダンビュライト、処理、類似石との識別を確認します。

品質確認の順序:①色、②透明度、③内包物と表面到達亀裂、④カット・研磨、⑤加熱・照射・染色・含浸・充填・コーティング等の処理開示を分けて確認します。高額品は販売名だけでなく、鑑別書の鉱物種・変種・天然/合成・処理コメントを照合します。

お手入れ方法

お手入れ方法

比較的丈夫ですが、直射日光と衝撃を避けて保管します。

取扱い・安全上の注意

取扱い・安全上の注意

劈開があり強い衝撃で欠けることがあります。

ダンビュライトのよくある質問

ダンビュライトのよくある質問

ダイヤモンドの代用品ですか?

無色で輝くことはありますが、屈折率、分散、硬度、価値は異なる独立した鉱物です。

普段使いできますか?

硬度は十分ですが脆いため、強い衝撃を避ける枠と扱いが必要です。

黄色は加熱色ですか?

天然色もあります。色だけで処理を断定せず、販売表示や鑑別を確認します。

COMMUNITY BOARD

ダンビュライトの情報交換掲示板

掲示板を見る

購入前の確認、保管・手入れ、鑑別、産地、標本観察などを利用者同士で共有できます。禁止表現の自動判定を通過した投稿と返信はすぐ公開されます。

まだ公開中の投稿はありません。最初の情報を投稿できます。

新しく投稿する →

この石の写真

ダンビュライト(加工した石) 加工した石
写真: Didier Descouens / Wikimedia Commons (Creative Commons Attribution-Share Alike 4.0)
ダンビュライト(原石) 原石
写真: Marie-Lan Taÿ Pamart / Wikimedia Commons (Creative Commons Attribution 4.0)

RELATED STONES

関連する石