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ちゃろあいと

チャロアイト

Charoite

  • 主な色
  • 色の印象紫の渦模様

ロシアの一地域でしか採れない紫の渦模様が美しい石で、近年人気を集める希少な石です。

最終更新日:

QUICK GUIDE

チャロアイトの早わかり

どんな石?
ロシアの一地域でしか採れない紫の渦模様が美しい石で、近年人気を集める希少な石です。
素材・系統
チャロ石(チャロアイト)/ケイ酸塩鉱物
主な色
モース硬度
5〜6
主な産地
ロシア(シベリア・チャロ川流域のみ)
取扱いの要点
長時間の直射日光は退色のもとになります。
鉱物としての情報

鉱物としての情報

単一鉱物・鉱物種

ページ名・流通名 チャロアイト
鉱物種・変種名 チャロ石(チャロアイト)
別名・商業名 チャロ石
英名 Charoite
分類 珪酸塩鉱物(チャロアイト) ケイ酸塩鉱物
系統 ケイ酸塩鉱物
化学組成 含水ケイ酸塩(K・Ca・Na・Sr等の複雑組成) Ca K Na Sr
結晶系 単斜晶系
モース硬度 5〜6 5 5.5 6
比重 2.54〜2.78
光沢 ガラス光沢〜絹糸光沢
主な産地 ロシア(シベリア・チャロ川流域のみ) ロシア

※鉱物データは一般的な代表値です。産地や個体により異なる場合があります。

別名・流通名

別名・流通名

チャロ石

特徴・意味

特徴・意味

紫色に、白や黒の模様が渦を巻くように広がる石。ロシアの一地域でしか採れない、希少な石です。複雑に絡み合う紫の濃淡は同じ模様が二つとなく、発見された1970年代から急速に人気を集めた新しい石でもあります。

名前の由来・歴史・文化

名前の由来・歴史・文化

チャロアイトは、ロシア・シベリアのサハ共和国、チャロ川の流域でのみ産する、たいへん希少な石です。1970年代に新種の鉱物として正式に記載された、比較的新しく知られた石で、名前は産地のチャロ川にちなむとされます。紫色の地に、白や黒、金色(エジリンなど)の模様が、まるで筆で描いたように渦を巻いて広がる、独特の景色が最大の魅力です。一つとして同じ模様がなく、その芸術的な美しさから、装身具や置物として世界中で愛されています。 採掘できる鉱区が非常に限られているため、将来的な枯渇も懸念されており、コレクターの間では希少性の高い石として扱われています。磨くと紫の地に走る筋模様がいっそう際立ち、一つとして同じ表情がありません。 旧ソ連時代には、この石の存在が国家機密として長らく公表されず、1978年になってようやく国際的に発表されました。

稀少で高値がつくことから、染色した石灰岩など別の鉱物を用いた模造品が市場に出回ることがあり、本物のチャロアイト特有の複雑に絡み合う紫の縞模様と見比べることが、真贋を見分ける手がかりになるといわれています。

込められてきた願い

込められてきた願い

変化を受け入れる心、おだやかな前進、心の浄化の象徴とされてきました。転機にあるとき、気持ちを切り替えて前へ進みたいときに寄り添う石として親しまれています。 人生の転機を迎えた人への、力強い変化を願う贈りものに向きます。

日常での楽しみ方

日常での楽しみ方

紫の地に白や黒が渦を巻く、絵画のような模様を景色として楽しめます。一点ごとに異なる模様を選ぶ楽しみがあります。 カボションのペンダントや、模様を生かした置物・彫刻として親しまれています。

選び方と購入前の確認点

選び方と購入前の確認点

紫の鮮やかさと、渦巻く模様(フェザー・繊維状)の景色で選びます。 価格は、状態・サイズ・見た目の品質・処理の有無・由来資料・加工品質・販売条件によって変わります。購入時は価格だけで品質を判断せず、商品説明、処理開示、寸法・重量、返品条件を確認してください。

一般的に行われる処理

一般的に行われる処理

チャロアイトは通常、繊維状の紫色模様を生かして研磨されます。樹脂含浸、亀裂充填、ワックス、染色、粉末再構成があり得ます。紫色に染めた石英・ベリル質素材や樹脂の模造品も報告されています。

名称区分・鑑別名・類似素材

名称区分・鑑別名・類似素材

チャロアイトは複雑な組成の紫色鉱物を主体とする岩石質素材で、スギライト、レピドライト、紫色カルセドニー、染色石が類似します。渦状・繊維状模様だけで確定せずラマン等で確認します。

名称・鑑別の補足:鉱物種名・宝石変種名・商業名は同じとは限りません。このページの鉱物学上の表示は「チャロ石(チャロアイト)」で、鑑別書では鉱物種、変種、天然/合成の別、検出された処理を確認します。

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

硬度は概ね5〜6で、繊維・粒の境界や亀裂に沿って欠けることがあります。酸、強い薬品、熱、超音波・スチームを避け、柔らかい布で手入れします。

具体的な取扱い:超音波・スチームは、亀裂・含浸・充填・コーティング・接着がなく、その石種で安全と確認できる場合だけ使用します。不明なら使いません。薬品、急熱、長時間の直射日光を避け、ぬるい石鹸水が安全と確認できる場合だけ短時間洗浄します。

品質5項目と鑑別書の確認点

品質5項目と鑑別書の確認点

鮮明な紫色、絹糸状・渦状模様とチャトヤンシー、緻密さ、艶、黒褐色部や亀裂・樹脂の少なさを見ます。鑑別書ではチャロアイトを含む鉱物集合体、染色・含浸・再構成を確認します。

品質確認の順序:①色、②透明度、③内包物と表面到達亀裂、④カット・研磨、⑤加熱・照射・染色・含浸・充填・コーティング等の処理開示を分けて確認します。高額品は販売名だけでなく、鑑別書の鉱物種・変種・天然/合成・処理コメントを照合します。

お手入れ方法

お手入れ方法

ロシアのチャラ川流域でのみ産出する希少な石です。渦を巻くような紫の模様が特徴で、ぶつけないよう注意して保管します。

取扱い・安全上の注意

取扱い・安全上の注意

長時間の直射日光は退色のもとになります。

チャロアイトのよくある質問

チャロアイトのよくある質問

紫の渦模様ならチャロアイトですか?

類似した染色素材があるため、模様だけでは確定できません。

単一の結晶ですか?

宝飾用は複数鉱物を伴う岩石質の集合体として扱われることが多い素材です。

リングに向きますか?

衝撃を受けやすいリングでは欠けに注意し、保護的な枠が適します。

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この石の写真

チャロアイト(加工した石) 加工した石
写真: 福猫xxx
チャロアイト(原石) 原石
写真: Robert M. Lavinsky / Wikimedia Commons (Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0)

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