アマゾナイトの写真

あまぞないと

アマゾナイト

Amazonite

  • 主な色水色
  • 色の印象青緑・水色・白模様

さわやかな青緑色が特徴で、前向きさの象徴として親しまれる天然石です。

最終更新日:

QUICK GUIDE

アマゾナイトの早わかり

どんな石?
さわやかな青緑色が特徴で、前向きさの象徴として親しまれる天然石です。
素材・系統
天河石(アマゾナイト)/長石
主な色
水色
モース硬度
6〜6.5
主な産地
ブラジル、ロシア、アメリカ、マダガスカル
取扱いの要点
日光に弱く色あせすることがあります。長時間の日当たりは避けてください。
鉱物としての情報

鉱物としての情報

単一鉱物・鉱物種

ページ名・流通名 アマゾナイト
鉱物種・変種名 天河石(アマゾナイト)
別名・商業名 天河石、希望の石
英名 Amazonite
分類 長石グループ(微斜長石) 長石グループ
系統 長石
化学組成 KAlSi₃O₈ Al K KAlSi3O8 O Si
結晶系 三斜晶系
モース硬度 6〜6.5 6 6.5
比重 2.56〜2.63
光沢 ガラス光沢
主な産地 ブラジル、ロシア、アメリカ、マダガスカル ブラジル ロシア アメリカ マダガスカル

※鉱物データは一般的な代表値です。産地や個体により異なる場合があります。

別名・流通名

別名・流通名

天河石、希望の石

石言葉

石言葉

特徴・意味

特徴・意味

明るい水色〜青緑の長石(微斜長石の一種)。爽やかで澄んだ色合いから、「希望の石」と呼ばれることもあります。名前とは異なりアマゾン川流域では採れず、色合いがアマゾン川の水を思わせることに由来するとされます。

名前の由来・歴史・文化

名前の由来・歴史・文化

アマゾナイトは古代エジプトで珍重され、ツタンカーメン王の副葬品の装身具や、甲虫をかたどった護符「スカラベ」、指輪などにも用いられました。古代の「死者の書」を記した板にも使われたと伝えられます。名は南米のアマゾン川にちなみますが、実際にその流域で多く採れるわけではなく、かつて緑色の石が南米から伝わった際に結びつけられた名と考えられています。澄んだ水色から、希望や前向きな気持ち、迷いを断つ決断の象徴として親しまれ、明るい色合いゆえに、気持ちを切り替えたいときのお守りとして愛されてきました。 ロシアのウラル山脈やアメリカ・コロラド州、ブラジルなどが主な産地として知られています。青緑色は、長石の構造中に取り込まれた微量の鉛、水、自然放射線によって生じる色中心が関係すると考えられています。カリウムは母体となる微斜長石の主要成分であり、単独で発色原因となるわけではありません。色の濃さや均一さによって評価が分かれます。 エジプトのツタンカーメン王の副葬品には、この石を使った腕輪も含まれていたことが調査で明らかになっています。

エジプトだけでなく、古代メソポタミアでもこの石は珍重され、アッシリアやバビロニアの遺跡からは、アマゾナイトを彫った円筒印章が発掘されており、古代オリエント世界でも広く流通していたことがうかがえます。

込められてきた願い

込められてきた願い

希望、前向きな決断、心の整理、自分らしい選択の象徴とされてきました。迷いを断ち切りたいとき、気持ちを切り替えて前を向きたいときに寄り添う石として親しまれます。 迷いを断ち切りたい人への、決断を後押しする贈りものとして選ばれます。

日常での楽しみ方

日常での楽しみ方

爽やかな水色〜青緑を眺めて気持ちを整えたり、明るい色のアクセサリーとして身につけたり。白い筋の模様を、自然の景色として楽しむこともできます。 丸玉のブレスレットや、カボションのペンダントとして親しまれています。

選び方と購入前の確認点

選び方と購入前の確認点

明るく均一な水色〜青緑で、白い筋(パーサイト)の模様の入り方の好みで選びましょう。 色の濃淡にも個体差があります。 価格は、状態・サイズ・見た目の品質・処理の有無・由来資料・加工品質・販売条件によって変わります。購入時は価格だけで品質を判断せず、商品説明、処理開示、寸法・重量、返品条件を確認してください。

一般的に行われる処理

一般的に行われる処理

アマゾナイトは青緑色の微斜長石で、通常は無処理で研磨されます。色を強める含浸・ワックス、染色、表面コーティングが行われる可能性があり、樹脂で割れを埋めた品もあります。

名称区分・鑑別名・類似素材

名称区分・鑑別名・類似素材

青緑色の翡翠、ターコイズ、クリソプレーズ、染色クォーツァイト、ガラスが類似します。アマゾナイトは白い格子状・斑状模様を伴うことがありますが、模様だけでは断定できません。屈折率、比重、長石の微細組織で同定します。

名称・鑑別の補足:鉱物種名・宝石変種名・商業名は同じとは限りません。このページの鉱物学上の表示は「天河石(アマゾナイト)」で、鑑別書では鉱物種、変種、天然/合成の別、検出された処理を確認します。

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

洗浄・光・熱・薬品・加工時の注意

硬度6〜6.5ですが長石特有の二方向のへき開があり、打撃で割れます。急な温度変化と強い熱を避けます。酸や強い洗剤、超音波、スチームは使用せず、柔らかい布か短時間の温かい石鹸水で手入れします。

具体的な取扱い:超音波・スチームは、亀裂・含浸・充填・コーティング・接着がなく、その石種で安全と確認できる場合だけ使用します。不明なら使いません。薬品、急熱、長時間の直射日光を避け、ぬるい石鹸水が安全と確認できる場合だけ短時間洗浄します。

品質5項目と鑑別書の確認点

品質5項目と鑑別書の確認点

鮮やかで均一な青緑、魅力的な白い模様、艶、亀裂・欠け・樹脂感の少なさを確認します。濃色や均一色だけで価値を決めず、天然の長石組織を見ます。鑑別書では天然微斜長石、染色・含浸・充填の有無を確認します。

品質確認の順序:①色、②透明度、③内包物と表面到達亀裂、④カット・研磨、⑤加熱・照射・染色・含浸・充填・コーティング等の処理開示を分けて確認します。高額品は販売名だけでなく、鑑別書の鉱物種・変種・天然/合成・処理コメントを照合します。

お手入れ方法

お手入れ方法

紫外線で退色しやすいため、直射日光を避け、やわらかい布で拭いて保管します。

取扱い・安全上の注意

取扱い・安全上の注意

日光に弱く色あせすることがあります。長時間の日当たりは避けてください。

アマゾナイトのよくある質問

アマゾナイトのよくある質問

アマゾナイトは翡翠ですか?

違います。アマゾナイトは微斜長石、翡翠はジェダイトまたはネフライトです。青緑色という見た目だけが似ています。

白い筋は傷ですか?

長石の組織や他成分による自然な模様の場合があります。ただし表面に開いた亀裂とは区別して確認してください。

ブレスレットで毎日使えますか?

石同士の衝突で欠けやすいため注意が必要です。強い作業時は外し、柔らかい仕切りで保管します。

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この石の写真

アマゾナイト(加工した石) 加工した石
写真: RYO9753
アマゾナイト(原石) 原石
写真: Raimond Spekking / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

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